【みんなが必ず悩むところ!】介護保険や介護サービスの使い方【Q&A】
介護の申請についてのQ&A
このカテゴリー記事は、みなさんのご質問などがあれば随時更新していきます。(2023/12/14)
Q 介護サービスの準備
介護になる前に聞いておく
Q:まず介護になる前に、どんなことを聞いていたらいいのでしょうか?
A:日常生活リズムと習慣です。親が、普段どのような生活を送っているのかを聞いておきましょう。
例えば、病院に通院しているか?頻度は?カラオケに行ってる?などのことです。そして、あわせて若い頃の話も聞いておきましょう。
介護が始まった時に、担当ケアマネジャーからも聞かれます。なぜなら、できる限り今までの生活が出来るように目指し介護保険サービスなどを使ってサポートするからです。ご家族にとっても日常生活に即したケアプランを立てる材料になります。
Q 介護サービス申請
親がまだ元気うちから申請してもいいの?
Q:親が元気なときから介護申請をしておいた方がいいのでしょうか?
A:ご心配であれば介護申請してみるのもいいですね。
もし介護状態の認定の結果が非該当となった場合には、介護保険のサービスが受けられませんが、市区町村独自の『総合事業』というサービスがあります。65歳以上の高齢者対象で、介護予防の体操などが行われています。窓口は地域にある包括支援センターになります。
介護認定は取り消されますか?
介護度の認定をうけて、使わない場合やサービスを利用しないと認定は取り消されますか?
A:介護保険証の介護度認定の結果には有効期限があります。6カ月、1年、2年、3年などです。
使わなかったとしても、有効期間内であれば、すぐに介護サービスがうけられます。
しかし、有効期間が切れていたら再度申請して認定結果の結果をまってからであれば介護サービスは利用できます。
Q 介護度の認定
介護度認定は申請日から30日後に結果が出るということですが、
突然介護が必要になった場合は、どのような処置で対応できますか?
A:介護度認定結果は30日後にしかでません。しかし、申請した日から暫定でサービスを入れられます。
ただし、注意してしていただきたいのは最小限のサービス利用にとどめておくことをお勧めします。介護サービスは要介護度によって利用できる金額料金の上限が決まっているからです。万が一認定結果が低かった場合は限度額との差額分は全額自己負担になってしまいます。
Q 介護度の認定前に、介護サービスが欲しい
Q:父親が脳梗塞の後遺症もありますが、病院から退院となります。まだ認定調査をうけていません。暫定介護サービスを受けるにはどうしたらいいですか?
A1:結論から言うと、居宅介護支援事業所の「ベ・テ・ラ・ン・ケアマネジャー」に駆け込んで相談して下さい。探す場合は、ネットなどでご自分の都合に合わせてくれそうな事業所をピックアップして、連絡してください。というのは、包括でもいいのですが要介護になった場合タイムラグが生じてしまう可能性があり、居宅介護支援事業所のケアマネであれば通常、要支援から対応が可能だと思います。どちらにしても確認をして早急に対応してもらい、介護サービスを展開してもうらいましょう。
Q ショートスティ
ショートスティ利用前
ショートスティを利用するのにあたって気をつけることがありますか?
A:スタート時は2から3泊程度からスタートするのをお勧めします。その後、利用日数は最大30日連続で使えます。ただし、要介護度によって違ってきます。ショートスティ人気は高い宿泊できる施設です、特に年末年始や連休時には取りずらいです。しかし、一度利用すると、キャンセルなどが発生すれば空き情報を教えてくれるので、すぐに使える場合もあります。予約制となっています。
日常の状況
Q 介護の兆し
親の一人暮らしの場合、早めに気づくことが出来ますか?
A:月に1 ~2度ぐらいの実家へ帰省するだけでは、親の本当の状態(姿)はわかりません。
離れて暮らしている場合は、親は頑張ってお子さんに心配を掛けたくないので元気なところを見せようとします。だからよく「大丈夫だ」という言葉がでてきます。
しかしポイントがいくつかあります。まず家の匂いです。トイレの臭い。次は冷蔵庫の中、同じような品物が入っているかどうか、賞味期限のだいぶ過ぎた賞味期限の食材は放置されているかどうか。また寝室、ハンガーの位置が低いなどが挙げられます。以前と違ったところがあると思います。
ものとられ
Q親が物が無くなると言います。例えばお金、自分の履いていたパンツ、書類、食材などです。ヘルパーさんが持って行っているのでは?といいますが、どのように対応したらいいですか?
A:利用者さんも加齢とともに要介護になるとよく出てくる話です。まず、ヘルパー会社とケアマネージャーに上記の相談されている話を伝えましょう。そして、一度その状況をケアマネさんなどから確認しましょう。同時に、親がわかるように話をしながら室内の整理整頓を行います。注意点としては、今までとは全て違う場所への整理整頓はおすすめしません。認知症が進行し始めている段階なので過度の不安をつくらないように心がけてください。
Q 介護サービスの拒否
介護サービスを拒否
おやが介護サービスを拒否した場合、説得に応じない場合はどうのような対応をすればいいですか?
A:誰にも相談する人がいない場合、包括支援センターへ。介護度が出ている場合はケアマネジャーへ。
状況状態にもよりますが、ある程度親御さんが元気なうちはほとんどのケースは他の人からが進める場合は、特に乗る気はしないです。拒否に強弱の差こそあれ、ご自分で必要に迫られて介護サービスを使います。
手法も沢山あります。1つ目、誰が話をするか。2つ目、言い続ける。など実は様々な手法はあります。1つ目と2つ目は一般的に使っている手法をあげてみました。
施設の入所拒否
高齢者の親が絶対施設に入らないといっている場合、在宅でどのように支えたらいいのでしょうか
A:状態によって一概に言えませんが、高齢者さんがある程度元気なうちはほとんど“施設へは絶対にはいらない”とおっしゃいます。在宅で過ごすために「安全と安心」を考えて在宅介護サービスを導入し、介護される側が受け入れやすい必要なサービスを導入してください。そのあとのサービスの組合わせと展開です。親の意向には近づけるはずです。
デイサービスの拒否
おやがデイサービスを拒否していいます。どうしても「爺さん学校」などと言って抵抗感があるみたいです?
どうしたらいいですか?
A:今回の場合、無理にデイサービスに行ってもらわないことです。後々いろいろな介護の場面で大小支障をきたします。タイミング、言い方、誘い方などがあります。ちょっと時間をおきながら、自分だったらどうのようにされたら、気分良く行けるかどうかを、相手目線になってから話してみましょう。(※この回答は、軽度者の場合です)
Q ケアマネジャー
ケアマネジャーについて
ケアマネジャーは地域包括支援センターからの下請なのですか?
A:そのように感じるのは当然です。基本的に仕組み(建付け)がそのようになっているからです。
しかし業務内容は違います。要支援1・2の介護度が軽度者の方は包括支援センターが基本的に担当になります。
要介護1から5の方はケアマネジャーが担当となります。ケアマネジャーが勤務先の居宅介護支援事業所と契約します。なお、要支援1・2の軽度者の場合であっても包括支援センターから委託を受けて担当になることはあります。
ケアマネジャーの訪問
ケアマネジャーは月に何回訪問してくれますか?
A:規定があり、要介護度の区分によって異なります。例えば、要支援1・2の場合は3カ月に1度、要介護1~5の場合は月に1度。ただし、状態の急変や状態に伴うケアの変更によっては、ご自宅に数回伺います。これを定期訪問と言います。また、ケアマネジャーの定期訪問は、ご利用者さんの地域を順繰りに計画しています。外出が多く、ほぼ事務所にはいません。
ケアマネジャーの料金
月に1度訪問のケアマネジャーへ支払いをしていませんが、どのような仕組みになってますか?
A:全額が介護保険から支払われています。いわゆる給付といわれていて保険者(地方自治体)から支払われています。介護度によっても違いがありますが、1万5千円程度です。ケアマネジャーには直接支払われていなくて、所属する会社(居宅介護支援事業所)に報酬として支払われます。
ケアマネジャーは介護のプロですか?
Q よく、介護のプロに相談といいます。介護のプロってケアマネのことですか?
A:そうですね、良く分かりませんよね。ケアマネジャーは介護と医療を繋げて、利用者(患者)さんの日常生活をコーディネートするプロです。希望する支援と繋げ方、介護保険制度のルールを熟知しています。金銭面までコーディネートしています。介護の要で、相談から目的にあったサービスを手配し実行までします。他の介護現場にいる人では実践的でその人に適したサービスをコーディネートすることはできません。介護の相談窓口にも安心し実行できる「介護のプロ」です。
ケアマネに遠慮ぎみ
Q 親が担当ケアマネに対して遠慮ぎみで思ったとことを伝えていないようです。どうしたらいいですか?
A:通りを紹介します。1つ目、担当ケアマネに直接コンタクトをとってお話しする。2つ目、要介護であれば月に1度訪問しますので、その時に同席する。尚、同席する場合、ケアマネさんに土・日曜日に訪問の時間調整を依頼しておくことです。
ケアマネジャーの交代できますか?
Q:ケアマネジャーと親との関係が良い方だと思います。しかし、私とは合いません。交代できますか。
A:交代は出来ます。その合わない理由をはっきりとさせておいた方がいいです。そして、伝えるべきことは伝えて交代してください。時々あるケースです。
ケアマネジャーとの良い関係を作りたい
Q:ケアマネジャーには何でも話せて、すぐに来てもらえて、何でも相談できる良い関係つくりはどうしたらいいですか?
A:結論、ケアマネジャーは何でも屋ではありません。3つに簡単に要約します①「何でも話せて」は、介護を通して現在・過去・未来のことで不安になっているなどを話してください。②「すぐに来てもらえる」、すぐに行かなければならない内容であれば、他の利用者さんの約束をリスケしていきます。しかし電球が切れたどうしようなど、また、介護サービス内容でない事は直ぐにはうごきません。③「何でも相談できる関係」、餅は餅屋です。介護をコーディネートするプロであって何でも屋さんではありません。ということを頭の片隅においてください。
ケアマネジャーの役割
Q ケアマネジャーさんの介護・医療制度サービスでの役割を教えてください。
A:ケアマネジャーは介護・医療制度を動かす上で“司令塔”です。何の司令塔かと言えば、利用者(患者)さんの心身の状態を介護と医療制度サービスで支える環境を整えます。同時に人的サービスを整えて日常生活を過ごしていけるように対処・対応をします。また、必要であればさまざまな福祉サービス(障害・生活保護・後見人制度などへ)繋げます。
制度上サービスを使う時の介護度認定を受けた高齢者のケースは、医療保険より介護保険制度が優先で、介護保険制度の中で医療サービスを使います。
施設について
特別養護老人ホームについて
Q 特別養護老人ホームは順番待ちで、待機者が多く長い年月かかると言われています。どのような仕組みになっていますか?
A:入所する順番は、必要性の高い人から入所します。従って入所の申込の順位にはなりません。自治体(地域)や施設にも若干の審査の仕組みや点数の付け方が違います。住所のある自治体にお聞きください。
必要性の高い順番とは、例えば独居・認知症・寝たきり・麻痺などがあげられます。点数が高ければ順番は最優先で入所できます。
特別養護老人ホームの申込条件
Q 特別養護老人ホームは要介護3以上でなければ入居の申込が出来ませんか。
A:その通りです。要介護3以上からが2015年より規定となりました。しかし、状態によっては要介護1・2でも特別処置があり入居の申し込みが出来ます。
市区町村の自治体、例えば高齢支援課などに問い合わせてみてください。地域によって異なる場合があります。または、担当のベ・テ・ラ・ン、ケアマネジャーさんに聞くのもいいでしょう。
地域密着型特別養護老人ホームってなんですか?
Q 特別養護老人ホームに地域密着型というのがありますが、市外などから申込できますか?
A:市外からの申し込みはできません。地域密着型というのは、利用施設と同一の市町村に住んでいる方が対象となります。地域に住んでいる方を優先的に入所などをさせます。
老健について
Q 現在入院中の病院から、老健を勧められてます。老健について教えてください。
A:老健(介護老人保健施設)は在宅復帰を目指すためのリハビリを行なう施設です。イメージ的には病院と特養セットになった施設だと思えばわかりやすいかもしれません。医師や看護師による医療と生活に即した日常生活での介助入浴・排泄・食事などのサービスを受けることができます。
ただし、原則3カ月の利用となっています。
施設入所中に病気になったら
Q 老人ホームなどの施設に入所中、病気になったら介護保険は使えますか。
A:病気になった場合、基本は医療保険が適用されます。病院に治療のため入院された場合などは介護保険は使えません。
家族の話し合い
”親の通帳など”の聞き方
Q 親が元気なうちから、通帳と印鑑の場所を確認したいのですが、非常に聞きにくいです。どうしたらいいでしょうか?
A:在宅において開口一番この質問は良い結果を見たことがありません(25年間の経験から)。確認する方法や話し方もありますが、まずは親との心の距離を縮めて信頼を再構築してからです。
心配になってきた親へ”介護の話”タイミング
Q 長期休暇に入るとき親とコミュニケーションができる良いタイミングだと思いますが、親に介護について切り出しにくいのですがどうのようにしたらいいですか。
A:2通りあります。状態や状況と親の性格もありますが、1つめは“タイミング。2つめは”布石をうっていく“です。特に2つめは注意をして頂きたいのです。布石を打っていく場合は、親の自尊心もありますので始めはきっかけ作りで心の距離感を縮めます。この時いきなり介護ということは避けましょう。
”両親が考える終活”の切り出し方
Q 両親が元気なうちから、最後のどのように過ごしたいか聞いていた方がいいですか。ちゃんと話してくれますか。
A:聞いてみてください。知っていて欲しいのは、ご両親の身体と心の状態によりほとんどの方は回答が変ります。
ざっくり分けてしまいますが、要支援状態以前、要介護2以降と心と身体の加齢に比例して解答が変わります。
しかし、両親の意志を尊重しておくことは大切です。出来るかどうかは別問題です。
ひとりで介護をしている妹が気がかり
Q 妹が同居中の義理母を介護中です。私とは少し遠く離れて暮らしているのですが、責任感が強い妹なので一人で抱え込んでいるのではないかと思っています。何か良い方法はありますか。
A:一度普通に“元気ですか?”などと電話をして直接声をみてはいかがでしょうか?また忙しいならばメールで連絡してみてはどうでしょう。こちらが深刻に話を切り出すよりは、普通に連絡してみてください。責任感の強い人であっても同じ人間です。時にはちょっと言葉に出したい時もあります。ただただ連絡をしてくれる身内がいるという事だけで、一人で抱え込まないのでないでしょうか。
おやの介護に対する立ち位置
Q 現在高齢の両親と同居している兄が3人で暮らしています。私は県外に住んでいて、兄は同居しているけれど長期出張が多く、ほぼ高齢になった2人暮らしています。もし、親のどちらかが介護になったらどのような立ち位置で介護をすればいいですか。
A:心配するお気持ちはわかります。一度家族で話してみてはいかがでしょうか。まずは親の意向をきいてみてから、兄妹の役割分担などを決められたらいいのではないでしょうか。介護は長期に及ぶことがありますので、一度決めたからといって役割にこだわることはなく柔軟に考えておきましょう。
ただ一つ決めておいた方がいいのは、介護(医療)関係の連絡窓口です。
“介護のコツにある”別記事でを参考にしてください。
親の介護拒否
介護申請の拒否
Q 親と遠距離です。現在自分ではあまり親に対する介護は心配していないのですが、周囲から親が高齢になったので介護が必要だと言われています。本人は拒否しています。このような場合はどうしたらいいですか。
A:心配するお気持ちはわかります。周囲から言われている場合、どのような介護が必要なのかということをまず確認してみてはいかがでしょうか。ご本人は、まだ元気なうちはほとんどの方は拒否します。高齢になった親に日常的に「困っていること」や「できること」と「できないこと」が出てきているのか、一度で親と話してみてはいかがでしょうか。
この時に、周りが言っているからとは言わずに、あくまでもご自分からの発言として行うことをお勧めします。
介護保険サービスの拒否
Q 親が介護サービスを拒否した場合、家族の話し合いに応じないときには、どういう対処方法がありますか。
A:親が介護サービスを拒否する場面はいくつか見受けられます。その一つがサービスの導入の時です。ここで大切なのは強引にサービスを導入しないで少し時間をかけながら説得して行くという流れになります。そして誰が話を親にするかです。例えば、主治医がいるのであれば主治医の先生だとかです。誰が話を一番耳に傾けるかというところだと思います。なんで保険サービス導入の初期によく見受けられる場面の一つです。
【番外編】運転免許返納の拒否
Q 80代の父親が自家用車の運転をしています。しかし自家用車のこすれた傷がだんだん増えているので事故の心配もあります。運転免許証を返納させたいがどうしたらいいですか?
A:安全に安心して家族としてはというのはよくわかりますし、最近は高齢者による事故も増えています。ここで考えておかなければいけないのは、生活ができるかできないかになってきます。都心であれば交通網が発達しているのでバスや電車などを使えますが、地方で暮らしている場合は都心とかのイメージでは暮らせないのが実情です。
まず、第一弾は親の日常生活のリズムを聞くことから始めます。どこの場面で車を運転しているのか、必要になってるのか?その次に日常生活で代替えをできるサポートを考えて継続的に提案していくことをお勧めします。ちょっと根気が必要ですが、早めに対策の行動をしてみてはいかがですか。
ヘルパーの拒否
Q 家の中に人を入れて何かをしてもらうということに抵抗があり、ヘルパーさんの導入を拒否しています。どうしたらいいですか?
A:まず、ヘルパーさん導入するにあたって、何をヘルパーさんに手伝ってもらうのかと言うことを明確にしましょう。そしてなぜ手伝ってもらいたいのかと、いうことを伝えてみてはいかがですか。誰でも、ヘルパーに限らず知らない人を自宅に入れるというのは拒否感があります。
そして、ヘルパー導入にあたり、家の中で見てほしくないところを見られてしまう。
ということ気持ちがあるのではないでしょうか。見てほしくないところは事前に伝えておくことをお勧めします。
デイサービスの拒否
Q 親がデイサービスを拒否しています。どうしたらいいでしょうか?
A:今後のことを考えると強引にデイサービスに行かせようとすれば余計に拒否をします。デイサービスを導入する前なのか?デイサービスを使っていて拒否しているのか?によってアプローチの仕方は違ってきますが、どちらのケースにしても大事なのは、なぜデイサービスに行きたくないのか?
ということを優しく聞いてみてください。それによってその人に合ったデイサービスを選択してみてはいかがでしょうか。
施設入所への拒否
Q 親が老人ホームなどの施設系の入所を拒否しています。どうしたらいいでしょうか?
A:この段階では、親は入所をしないの一点張りかもしれません。タイミングがありますが、元気な時に入所をするのは、ご家族が強制的に手続きをとる方法でしょうか。ソフトランディングで考えると、やはり手順を踏んで行った方がいいと思います。
(具体的例、手順は別記事を作成予定)
仕事と介護の両立
仕事をしながらの介護
Q 仕事をしながら介護をすることはできますか?
A:仕事と介護の両立ができるように、お勤めになっている会社では法的に介護もできるように環境整備が義務付けされています。例えば、介護の為の「休暇」「フレキシブル・タイム」などがあげられます。
このような制度を上手く使えば、仕事にも介護にも確実に両立することはできます。
主治医について
主治医とは
Q: 介護保険申請などで出てくる「主治医」って何ですか。
A:かかりつけの医師が“主治医”となるケースが多いです。かかりつけとは、いつも馴染みの病院のことです。もし複数の病院に行かれていて“主治医”を選ぶ場合は、ご自分にあった医師か、病気のことを一番よく知っている医師を主治医として選んでください。
主治医がいない場合の申請の仕方
Q 介護保険の申請をしたいが、主治医がいない場合はどうすればよいですか。
A:主治医がいない場合、新たにクリニック・医療機関に電話で確認、依頼し、主治医となる医師を決めます。このとき介護保険申請前に、受診はしないでください。申請書類提出後、受診してください。
入院中の介護保険更新
Q 親が脳梗塞で入院しています。主治医は自宅近くのクリニックさんです。申請書に主治医と言う記載欄をどのように書いたらいいですか?
A:まず、入院期間はどれくらいになるのかを確認しましょう。数日後退院であれば現在の主治医はクリニックさんでいいでしょう。まだ長引きそうな場合、現在入院中の病院の主治医又は病院のケースワーカーにお話して主治医になってもらい意見書を書いてもらいましょう。
主治医の変更
Q 親と主治医の先生との相性が悪く、親は通院を嫌がります。主治医の変更はできますか?
A:、できます。先ずは親にその医師に対し何故嫌がって確執ができたのか、一度きいてみてください。その理由次第では、同じようなことが、2度3度起こります。
良くあるパーターンでは、本人にとって耳障りの悪いことを言う医師があげられます。
直接医師にお話ししてみてはいかがですか?もし横柄な医師であればチェンジしましょう。医師も病院もたくさんあります。
ACPってなんですか?
Q 主治医から父のACPは聞きたいと言われたのですが、ACPってなんですか。
A:、一言でいえば、死生観になります。ACP(アドバンス・ケア・プランニング)。
お父さんが万が一のときに、どのような医療やケアを望むのか、前もって考え、家族、医療・介護従事者たちと繰り返し話し合い、最後は家なのか?などの意思を聞かれています。
お父さんの人生観や価値観、希望に沿うように、将来の医療及び介護のケアをより具体化することを目標にしています。
仕事と介護両立支援制度
仕事と介護両立支援制度とは
Q:両立支援制度とはどういう制度ですか?
A:企業が従業員の家庭の事情で、介護をせざるを得ない時に、仕事と介護の両立を企支援する法律です。 従業員が働き続けやすい職場環境を整えることで、人材が長く活躍できる、 企業・ 従業員双方にとってメリットのある取組です。
今年令和6年4月から企業は従業に告知することを義務付けられています。
両立支援制度の種類
Q:両立支援制度、どのような種類がありますか?
A:介護休暇、短時間勤務制度、介護休業、深夜業の制限、転勤の配慮などがあげられます。
厚労省が発信されているのを参考にしてみてください。
https://jsite.mhlw.go.jp/kagawa-roudoukyoku/var/rev0/0112/2835/2013228145432.pdf
介護休暇とは
A:介護休暇について教えてください。。
Q:まず、介護休暇とはコンプライアンスになっていることを抑えてください。内容については、、要介護状態(負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態)にある対象家族の介護や世話をするための休暇です。 取得可能な日数は、対象家族1人の場合1年度に5日まで、2人以上の場合10日間まで取得できるという制度です。
介護休暇は義務
Q:介護休暇は企業の義務ですか?
A:義務化です。2002年に育児・介護休業法に「努力義務」としスタートしました。2005年からは従業員の権利として義務化されました。 ちなみに、子の看護休暇は、原則として子ども1人につき年間5日(対象となる子どもが2人以上の場合は10日)取得可能です。
介護休暇は無給
Q:介護休暇は無給ですか?
A:労働者は介護休業期間中に労務を提供しないので、事業主に給与を支払う義務はなく、原則として無給です。 ただし、会社によっては給与が支給される場合もありますので、就業規則を確認しましょう
介護休暇のメリット
Q:介護休暇制度を使うことによりどのようなメリットがありますか?
A:当日、ご家族に何かあった時取得できます(原則)。仕事をしながら介護との両立が実現できますが一番のメリットとなるでしょう。また、短時間でも取得できるため、介護に関わる手続きや通院の付き添いが終われば仕事に戻ることが可能です。 そのため、周囲に大きな負担を与えなくて済むことも取得する側も心理的負担を軽減できる大きなメリットです。
介護休暇は要介護1でも取れますか?
Q;父は要介護1です、現在骨折してましました。介護休暇とれますか?
A:要介護1だと介護休暇の取得条件である「要介護状態」には含まれまず、介護休暇取得できません。しかし、骨折をされているので、日常生活に支障がでてきていると思います。となると、要介護状態(負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態に該当するかもしれません。その場合は、取得できます。
介護休暇の具体的なハラスメント
Q:介護休暇のハラスメントとは?
A:ケアハラスメントはケアハラと呼ばれています。ケアハラは「働きながら介護をしている従業員に対し、必要な制度を利用させなかったり、嫌がらせをしたり、するなどの不利益な行為全般」です。 たとえば、会社に対して、介護休暇を申請しても認めないということが該当します。
介護休暇を取得注意
Q:介護休暇取得する注意点ってありますか?
A:会社と働く人との決まりで、いわゆる労使協定があります。労使協定の内容によっては、介護休暇の申請が認められない場合があります。それは、企業や業務内容によって条件・状況が異なるからです。なので、事前に人事や労務担当者に自分が対象かどうか確認をしておくことをお勧めします。
介護休業とは
A:介護休業について教えてください。。
Q:介護休業は、仕事を辞めずに介護を両立できる体制をつくりや環境を整えるための制度です。一定期間の休みをとることができます。ちなみに、要介護状態にある家族1人につき3回まで、通算93日まで取得できます。
詳しくは、厚労省ホームページを見てみて下さい。https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/kaigo/
介護休業の家族の範囲
A:介護休業する場合、家族の範囲を教えてください。
Q:対象家族の範囲については、配偶者(事実婚の場合を含む) ・父母(養父母を含む) ・子(養子を含む) ・配偶者の父母 ・同居し、かつ扶養している祖父母、兄弟姉妹及び孫 です。尚、介護休暇も同様です。
両立制度がない企業について
Q:制度を設定していないでうまくいっている会社はありますか?
A:あります。経験上歴史の長い中小企業さんがおおいです。しかし、現在指示されている「仕事と介護の両立制度」よりもかなり先に進んでいます。なので、仕事と介護の両立支援制度は導入したほうが良い結果が生まれるでしょうね。
介護休業のメリット?(働く側)
Q:働く側の“介護休業”は具体的にどのようなメリットがりますか。
A:、従業員側にすれば、合計93日の長期にわたる休みを取得できること、雇用保険の被保険者で要件を満たせば介護休業給付の支給を受けることができることがあげられます。
介護休業のメリット?(企業)
Q:会社に介護休業を申し出るのは言いずらいです。会社側にメリットありますか。
A:介護保険制度が改定にますます家族の介護が進みます。人材不足が懸念される中で、働く側に対する理解があるという実績をPRできます。